ヴィトマチックⅡa/カラースコパー50mmf2.8付は、フォクトレンダー「VITO」に露出計を組み込み、露出計内部に絞りやシャッター速度と連動して動く追針機構と距離計を追加させたカメラです。
1960年に登場したビトマチックⅡaですが、外装メッキの美しさは製造後65年でも重厚な輝きを保ち、その素晴らしさが手に取るだけでわかるカメラです。
ファインダーも等倍で大きく見やすく、手抜きなくしっかり作られたカメラだと思います。
付属品として、希少な純正フード・UVフィルター革ケースセットが付きます。
「カメラの状態」
本体には経年使用によるスレやキズがあります。ファインダーにも一部コーティング剥がれが有りますが、視野はクリアでフォーカス合わせは良好です。二重合致像も問題ありません。
レンズには取り切れないチリや傷とカビ痕が残りました。逆光などを除き通常の撮影では問題ありません。メーターは生きていますが、単体露出計と比べ1/2~1段程度の差があります。作例写真は出た目で撮影しましたが若干露出オーバーになりました。参考値程度に考えて下さい。
セルフタイマー動作及びXシンクロ同調確認済みです。
光線引き等の不具合は有りません。実写確認済みです。
「注意点」
・フイルム実装しないとシャッターチャージしません。空シャッター不可です。
・左肩のレバーをスライドさせるとノブがポップアップしてフイルムを巻き取る事が可能になります。
・裏蓋の開け方は特徴的で注意が必要です。パトローネが入る部分の底面のレバーを回すと裏蓋が開きます。
・絞りリングはクリック無しの無段階です。
・シャッタースピードリングのクリックは軽めです。
・スプロケットが無い機構の為、トルクの変動で巻き上げが重くなる時が有ります。巻き上げは丁寧に行ってください。無理をするとコマ飛びやパーフォレーション破損の原因になります。
・旧製品のため低温時の各種動作保証は出来かねます。ご了承ください。
「作例写真」
磐越西線C57180号試運転
五十島ー三川間、津川駅、当麻橋梁進入、日出谷駅 フジ200使用
本機は実用機でコレクター向けの美品ではございません。細部にこだわる方は専門店での購入をおススメします。
撮影を含め保証はございません。現状販売の”as is”品です。
プロフィールを確認くださいますようお願いいたします。
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