Klipsch Reference R-41Mです。
クリプシュの特徴はその独特なトラクトリクスホーンに尽きると思います。高能率のホーンから出てくる音はまさにキラキラという表現がふさわしく、普通に音楽を流していてもベルやトライアングルの音に思わずハッと振り向いてしまいます。
一方、R-41Mはコンパクトな筐体と4インチの小型ウーハーの組み合わせなのでどうしても低音が非力です。これをむりやりバスレフで持ち上げようという設計なのでボワボワとした音となってよろしくありません。
ユーザレビューではバスレフポートを綿で塞いでしまった方が真価を発揮するという意見があり、実際にその通りでしたが、完全に塞ぐとやはり低音不足で、サブウーハー必須です。
そこで、その中間的な効果を得るために3Dプリンタでバスレフポートのアダプタ(4枚目の写真)を作成しましたのでこちらをおまけとしてお付けします。
適当なマイクを使ったので参考程度に音特グラフ(5枚目の写真、距離1mで測定)を見ていただきたいのですが、
緑がオリジナルの特性で、90Hz付近に大きな山ができており、これがボワボワ音の元凶かと思いました。
黒はバスレフポートを塞いだもので当然100Hz以下がガクッと落ちます。
赤がアダプタを装着したもので、ポートの共振周波数が低くなるので90Hzの山が消え、その下が増強していることが分かります。
この状態でも少しボワつき感を感じましたので、アダプタの奥に不織布をかぶせてダンプドバスレフも試せるようにしてみました。
オレンジは不織布2枚重ねの状態で、不織布の枚数によって赤と黒の間の特性を調整できますので色々遊べると思います。
マスキングテープもお付けしますので、アダプタ、不織布の固定等にご利用ください。
写真のものが全てですが、厳重に梱包してメルカリ便にて匿名発送いたします。
よろしくお願いいたします。
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