1963年にドイツの老舗光学機器メーカーのシュタインハイル社から発売されたマクロ撮影専用レンズ、マクロ・クイノン「Steinheil München Macro-Quinon 55mm F1.9」です。
マクロレンズ好きなら、マクロスイターと共に使ってみたいレンズではないでしょうか‥‥‥‥
マクロレンズとしては極めて明るい口径比 F1.9、4群6枚のガウスタイプで、ポートレート用のAuto-Quinon 55mm F1.9と同一構成のまま近接域で最高の性能が出せるよう、撮影距離に対する収差変動を予め考慮に入れた収差設計のレンズです。
最大撮影倍率が1.4倍、2段ヘリコイドという凝った作りのヘリコイドは、非常に高い工作精度と精密な組み立てによって、最大に伸ばした状態でも、偏芯を起こさず光学性能を一定水準に保てる技術には感服してしまいます。
エクザクタマウントですが、AFチップ搭載のキャノンEFマウントを、後付ネジ止めしてあります。EFマウントは、外すことができます。
ピントが合うと、音と赤色で確認できますので、ピントを外すことがありません。
このレンズにはフードが元々用意されていませんが、フードがあると迷彩光をカットできるので、写真のコントラストが上がり、フードの装着は可成り有効です。
レアなレンズであるのと一寸重いので、他のマクロレンズを持ち出すことが多いので、殆ど使用していないので、スレキズ、ホコリカビもなく、オールドレンズ(62年前)としての美品であります。神経質の方はご遠慮いただきたいと思います。
等倍を超えるマクロレンズは、現代に到るまでごく少数しか存在しません。等倍を超える世界は、別世界が広がっています。
マクロ撮影がお好きなら、ぜひ使って頂きたいレンズです。
ご検討の程、よろしくお願い致します。
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