【1】概要
・Technicsが1960年代に制作した高能率ホーンツィータユニット=5HH31アルニコタイプを採用したアドオンツィーターシステムのペアです。
・発売当時「測定器が壊れたと思われるような一直線の周波数特性」として有名になった逸品です。
・特性は平坦で音は粒立ちが良く澄み切り、過渡特性が非常に良く市販ツイターの中でもダントツでした。
・画像9の測定結果は異常なほどに平坦な特性を示しています。
・現在でもこのような特性が得られるホーンツィータはまれだと思います。
・各社がこぞって採用、自作派にも最大の支持を受けた名品中の名品。
・ポリエステルの振動板にも拘らず、シンバルの金属音が実にリアルで、本物以上(?)にリアルです。
・JAZZの最高のシンバル音、ピアノの高音部のアタックを聴きたいときにはファーストコールのツィータです。
・クスミなどはありますが、全体に大きなダメージはありません。
・特にビンテージの高能率フルレンジユニットへの追加が効果が高いと思います。
・音量調整用のアッテネータ付きですのでメインスピーカーとのレベル調整が容易です。
【2】システム・ユニット仕様
・型式:Technics 5HH31 Alnico
・製造:1960年代と推定
・サイズ:50mm
・アッテネータ:連続可変
・フィルター通過後周波数特性=4000~20000Hz
・詳細は下記を参照ください。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/37046620.html
【3】スタンド:
・スタンドサイズ:幅120mm、高さ130mm、奥行き145mm
・材質:15mm厚のパイン集成材
・外装:ワトコのウォールナットオイル
【4】音:
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・高速で切れの良い高音に鳴ります。
・フルレンジユニットに追加すると非常に見通しの良いサウンドになります。
・特にシンバル、ピアノの高音域、トランペットの高音などが目の覚めるような明快な音になります。
・指向性が改善され、軸を外れた位置でも強力な高音を得ることができます。
【5】ほか
・マンスリーマガジン
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439101.html
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